こぶしファクトリーが新曲リリース!5人でも大丈夫な理由

こぶしファクトリー 新曲

5人で再スタートするこぶしファクトリー! 新曲から見る新しいこぶしファクトリーについて考える

ハロー!プロジェクトに在籍するこぶしファクトリーが3月28日に新曲『これからだ!/明日テンキになあれ』をリリース。
前作から約9ヶ月ぶりとなるシングルは、挫折やどん底から這い上がろうという応援ソングになっています。

昨年、8人だったメンバーが卒業・脱退により5人になってしまったこぶしファクトリー。今作は、そんなこぶしファクトリーの新たな決意を表明したリスタートソングの意味合いも持っています。

そんな新曲のレビューしつつ、5人のこぶしファクトリーについて考察しましょう。


こぶしファクトリーって?

こぶしファクトリー
左から:和田桜子、野村みな美、浜浦彩乃、井上玲音、広瀬彩海

こぶしファクトリーは2015年1月2日にハロプロ研修生内新ユニットとして、広瀬彩海藤井梨央野村みな美小川麗奈浜浦彩乃田口夏実和田桜子井上玲音の8人で結成されました。

「春の訪れを告げるように、他の木々にさきがけて白い花を梢いっぱいに咲かせる日本原産の花、コブシ(辛夷)。コブシの花のように「優美」でありながら、コブシという名前の由来でもある(にぎりこぶし)に象徴される「力強さ」を兼ね備えたグループになってほしい」

という思いが込められていて、そのスタイルを体現するように、美少女だけどロックで強めの楽曲をパフォーマンスするグループとして活躍中です。
2015年9月2日に『ドスコイ!ケンキョにダイタン / ラーメン大好き小泉さんの唄 / 念には念(念入りVer.)』でメジャーデビューを果たし、同年の「第57回日本レコード大賞」で”最優秀新人賞”を受賞。

2016年2月17日にリリースした『桜ナイトフィーバー / チョット愚直に!猪突猛進 / 押忍!こぶし魂』が、オリコンウィークリー1位を獲得し、歴代ハロプロデビュー最速オリコン1位獲得という記録を樹立。その後、アルバムのリリースを経て、2017年は主演舞台の公演を成功させ、主演映画『JKニンジャガールズ』も公開されました。

順風満帆なアイドルロードでしたが、2017年に藤井梨央、小川麗奈、田口夏実の3人が立て続けに脱退・卒業するという騒動に。2018年は5人体制で活動をリスタートさせます。


落ち込んでる人全員に聴いてもらいたい 『これからだ!』

作詞:井筒日美
作曲:横健介
編曲:浜田ピエール裕介
MV Director:今村 繁
歌割:均等(それぞれ見せ場あり)
ポジション:野村みな美センター

5人体制の歌割りは、それぞれの見せ場を作る形へ変化

『これからだ!』は、挫折や試練に対して「落ち込んでてもしょうがない。前を向いて進んでいこう」という応援メッセージが込められた楽曲です。
リリース時期的に、受験戦争を終え、就職活動も動き始め、結果に一喜一憂している状況に加えて、新生活への期待や不安に対して、背中を押すような応援ソングになっています。

5人での新体制になり、初めてのシングル曲ということで、歌割りやポジションがどうなるのか? がひとつの注目点になっていましたが、結果的には”5人でそれぞれ見せ場を作る総力戦”という形になりました。

以下、メンバーごとに楽曲での役割をまとめると

《広瀬彩海》
ソロの歌割りは多くはないですが、Bメロのハモりをすべて担当。
元々歌唱力に定評があり、リーダーらしくこぶしファクトリーを後ろから支えるという形で、歌割りもいい仕事をしています。後述しますが、こぶしファクトリーは歌に力を入れていく方向性を示唆していて、今作はハモりを重要視しているので、そういう意味では一番重要なパートを任されていると言っていいでしょう。

《和田桜子》
メロディーだけでなく、Bメロでラップを担当しています。
メロディアスだったり勢いの強いロック調の楽曲が多かったこぶしファクトリーにとって、ラップを取り入れるのは新たな試みです。
和田はおっとりしたイメージがありますが、そんな彼女にラップを担当させるという、ハロプロらしいメンバーへのチャンスの与え方が面白いパートでもあります。
ファンの間では彼女の愛称である”さこ”をもじって、”さこラップ”という呼ばれ方をしているようです。

《野村みな美》
今作は一部分を除いて、ほぼセンターに位置しています。
ソロパートも浜浦彩乃と並ぶ多さで、二人で印象的なパートを担当。この曲にパワーを与える重要な役割を担っています。
インディーズデビュー曲の『念には念』で、突如センターに抜擢された野村ですが、ここにきて歌唱力、ビジュアル、人気のすべてにおいて覚醒し、高い評価を得つつあります。こぶしファクトリーの飛躍の鍵を握っているのは、彼女かもしれません。

《浜浦彩乃》
こぶしファクトリーのセンターであり、一番人気のエース。
この曲では野村がセンターを務めていますが、歌割りが一番多く、加えてこの楽曲で一番目立つソロパートであるBメロと大サビラストのソロパートを担当しています。
こぶしファクトリーが、ロックなボーカル路線という道を歩めたのは、浜浦の歌唱力の急成長によるものが大きいです。
そして、何よりも涙がキレイです。

《井上玲音》
安定した歌唱力で、多くの歌割りを担当しています。
ソロパートの質だけでいえば、他の4人に比べて痒いところに手が届くという感じですが、何よりも注目すべきなのは、間奏で見せるボイスパーカッションです。
昨年のライブツアーのパフォーマンスの為に習得したボイスパーカッションを、センターポジションで披露する仕草は、こぶしファクトリーの只者じゃない感を際立たせています。
こぶしファクトリーに変化と進化をもたらせる重要な存在になる可能性を秘めているのではないでしょうか。

5人それぞれに隠された”こぶし”の演出

続いて、ミュージックビデオについて紹介しましょう。
すでに、ネット上でファンの間では語り尽くされていることではありますが、メンバーごとにギミックが存在します。

《広瀬彩海》
面接を受けた企業「株式会社SHIBUKO」が、KOBUSHIを逆にしたもの。(MV内 3:11)
こぶしファクトリー これからだ! 明日テンキになあれ

《和田桜子》
応募した絵画コンクールの名前が「辛夷(こぶし)絵画コンクール」。(MV内 2:16)
選外になった作品名が「過去」。(MV内 2:16)

こぶしファクトリー これからだ! 明日テンキになあれ

《野村みな美》
着用しているジャージに5つ(現在の人数)の丸いボタン。(MV内 0:20)
こぶしファクトリー これからだ! 明日テンキになあれ

加えて、彼女が走るシーンはこの曲のガイドラインにもなっていると思います。終盤でメンバーの間を駆け抜け、辛夷の花びらを届けるという重要な役を担当。

《浜浦彩乃》
受験番号「150902」が、こぶしファクトリーのメジャーデビュー日である「2015年9月2日」。(MV内 0:55)
こぶしファクトリー これからだ! 明日テンキになあれ
《井上玲音》
受験番号「180328」が、今作のリリース日である「2018年3月28日」。(MV内 1:13)
こぶしファクトリー これからだ! 明日テンキになあれ

冒頭で蕾だった辛夷の花が、最後には5つのキレイな花を咲かせるというストーリーも感動的です。


これが新しいこぶしファクトリーの形 『明日テンキになあれ』


作詞:イイジマケン
作曲:イイジマケン
編曲:イイジマケン/炭竃智弘
歌割:井上・野村多め
ポジション:浜浦センター

こぶしファクトリーらしいロックサウンドと力強いボーカル

この曲も『ここからだ!』と同様に、挫折や落ち込みに悩んでいる人にエールを送る楽曲になっています。違いといえば『ここからだ!』が一人称で語られている歌詞で、『明日テンキになあれ』は第三者の視線で書かれている歌詞というところでしょうか。

加えて、ロックサウンドとハモりも特徴ですが、『明日テンキになあれ』の方が両方とも濃いです。
サウンドに関しては聴いてもらえれば一目瞭然だと思いますが、ハモりに関してはリーダーの広瀬を筆頭に全メンバーがあらゆるところで参加しています。

これまでのこぶしファクトリーの楽曲は、勢いやがなりを使ってうまく聴こえるような一面もありましたが、そういう後ろ盾やテクニックを使わなくても、純粋に歌唱力で戦えることをこの楽曲で証明したと言っていいでしょう。

今後のメンバーの目標は? TV番組に見立てたミュージックビデオ!

MVは、”KOBUSHI SHOW”という海外のテレビ番組にこぶしファクトリーが出演しているという世界観になっています。
ここで、5人体制でリスタートを飾るメンバーが、それぞれ自身の目標を発表。内容を以下にまとめました。

《広瀬彩海》
【ポジティブ・シンキング】

「小さい事にくよくよしない、前向きな人になりたいなって」

《和田桜子》
【頭の回転を早くすること】

「何か言われても、言葉が出てこない事があるので、もっと会話ができるようになりたいです。」

《野村みな美》
【たくさんの人に愛される人になりたい!!】

「愛されたら、世の中バラ色だなって思うので。」

《浜浦彩乃》
【完璧なアイドル】

「オールマイティーで、全部平均点以上で、何でもできるようなアイドルになりたいです。」

《井上玲音》
【今の自分に満足しない人になりたい!!】

「ここでいいかなって思ったら、次に進めないので、向上心を持ち続けたいです。」


こぶしファクトリーは5人になっても大丈夫なのか?

やはり今作最大の焦点は”5人で大丈夫なのか”ということだと思います。
3人の抜け方がアイドル的にはよろしくないことだったり、マイナスな側面が目立つ内容だったので、その責任を残った5人が背負うという状況になり、イメージやパワーダウンは致し方ないという状況からの新曲リリースでしたが、筆者は5人で大丈夫だと考えます。新曲のタイトルを借りますが、むしろこぶしファクトリーは”これからだ”と思いました。

その理由は、こぶしファクトリーが自分たちの力で、新しいグループになろうとしているからにあります。
彼女たちは”Berryz工房の意志を継ぐグループ”として結成されました。Berryz工房のコミカルやロックな部分を主に継承したという感じで、そういうBerryz工房らしさを体現するには、卒業・脱退したメンバーの存在は非常に大きかったですし、抜けたことは大打撃でしょう。

しかし、今回の新曲を見る限り、こぶしファクトリーは”ロックサウンド”、”全員歌える”、”ハモり”という武器をパフォーマンスにして打ち出しましたし、「これからは個々の力も伸ばして行きなさい!」と課題を与えるかのように、井上のボイスパーカッションや和田のラップなど新しい素材も披露されました。

この先、以上の路線を突き進んでいくのであれば、ハロプロのどのグループとも被らない、唯一無二のグループになれる可能性も高いのではないでしょうか。
実際に、さいたまスーパーアリーナで開催される有名な音楽フェス”VIVA LA ROCK 2018“と同時開催される新音楽フェス”ビバラポップ!“にも出演が決定していますし、ハロプロの新規開拓組として活躍の場を広げてくれる存在になる。そんな期待が膨らむグループになるのではないかという片鱗を見せつつあると思います。

ビバラポップ! 出演ラインナップ:http://vivalapop.jp/artist/lineup.html

 

ただ、ロック路線をやるにしても、現状の手持ち曲がエールソングやお祭りソングが主体なので、アイドルである以上恋愛ソングをリリースしてほしいところではあります。ハロプロの先人たちでいえば、Buono!の『Kiss! Kiss! Kiss!』や『初恋サイダー』など似合うのではないでしょうか。

辞めていったかつての仲間たちへの思いもありますが、ダメになってみんな不幸せになるより、成功して「あの時はあんなことがあったけど」とみんなで笑えた方が幸せだと思います。

この新曲を機にリスタートを飾るこぶしファクトリー。ぜひ、新しいアイドルとして生まれ変わる彼女たちの新曲を聴いてみてください。
こぶしファクトリーの新曲『これからだ!/明日テンキになあれ』は3月28日リリースです。

 

Text & Edit by NOZATATSU



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こぶしファクトリー公式サイト:http://www.helloproject.com/kobushifactory/

こぶしファクトリー公式YouTubeはこちら

こぶしファクトリー公式ブログ:http://ameblo.jp/kobushi-factory/

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