遊び箱 Vol.3ライブレポート完全版! 人間味あるダンスエンタメがここに!

遊び箱 ダンスイベント

遊び箱 Vol.3の模様を完全レポート! ダンスで魅せる遊び箱学園

ダンスを含めた様々なエンターテイメントを世に送り出す株式会社 遊がお届けする、「遊び箱 Vol.3」が3月10日、11日に浅草公会堂で開催されました! 遊び箱は有名コレオグラファーによるダンスナンバーを主体に、世界で活躍する有名ダンスチームのゲストショーケースを絡めたエンタメ要素満載のダンス発表会です。
完全版のレポートでは、速報板では語られなかった全ナンバーのレビューや、あのサプライズゲストの登場の裏話まで情報量多めで紹介します。


遊び箱 Vol.3のテーマは”School days”

今回の遊び箱のテーマは”School Days”であることが事前に発表されていました。
具体的にどうなっていたのかというと

・ダンスナンバーを授業としてカウント
・オープニングアクトを「入学式」と呼ぶ
・1部を「午前授業」と呼ぶ
・2部を「午後授業」と呼ぶ
・フィナーレを「卒業式」と呼ぶ

というふうに、イベント全体が学園生活になぞらえて進行するという舞台の世界観に。

はたして、遊び箱学園ではどんな授業が行われたのか?
入学式から卒業式までの流れをレビューします!

遊び箱Vol.3

遊び箱Vol.3

遊び箱Vol.3 出演ラインナップ

《入学式》
ゲスト&ピックアップダンサー スペシャルコラボナンバー

《午前授業》
1限目:yuccaナンバー
2限目:Mimiho$たまナンバー
3限目:Cenナンバー
4限目:絵里ナンバー
5限目:39 from mozzaナンバー
6限目:GENKIナンバー
7限目:いのまいこナンバー
8限目:YUR+RIKO+MIZUHOナンバー
9限目:GAMIナンバー

《午後授業》
1限目:YOUCANナンバー
2限目:舞衣子ナンバー
3限目:SHOJINナンバー
4限目:ASANOナンバー
5限目:Chiiナンバー
6限目:Sadalsuud(23日)・パイレーツオブマチョビアン(24日)
7限目:Cen Professionalナンバー
8限目:HIROKIDナンバー
9限目:蒼静香ナンバー
10限目:松田鼓童ナンバー
11限目:YUKEYナンバー


遊び箱ならではのオープニングアクト 出演者がプロダンサーと肩を並べる貴重なショーケース

多くの観客が見守るなか、ステージ上では紗幕を挟み学生服を着て教室で各々の時間を過ごすダンサーたち。会場からはダンサーネームが飛び交い、声援が大きくなると校内放送が。そして、ついに遊び箱の舞台が幕を開けます。

2016年に大ブレイクしたRADIO FISHの『PERFECT FUMAN』にのって踊る生徒たち。実はこのメンバー、今回出展されたナンバーから代表者をピックアップして選ばれた選抜メンバーだったのです。
ダンスジャンルの垣根を超えたパフォーマンスは、のっけから胸を熱くさせるようなワクワク感を生み出します。『PERFECT FUMAN』のオリジナルの振付を披露すれば、観客は見たことある振付に大興奮。会場のボルテージを爆上げした後は、ゲストダンサーにバトンタッチしました。

遊び箱 Vol.3 オープニングアクト
遊び箱 Vol.3 オープニングアクト

生徒たちから先生にナンバーが変わると、一気に舞台の空気感が変わります。
さすが、ダンスシーンの第一線で活躍するダンサーたちです。世代やキャリアは違えど、体のキレやグルーヴなどレベルの違いを見せつけます。
女性ダンサーは美しく、男性ダンサーはカッコよく、シルエットさえも芸術的なダンスに観客から熱い視線がステージに送られました。

ここでも、先ほどのピックアップダンサーが登場し、ゲストダンサーと一緒にパフォーマンスをします。
普通のダンス発表会であれば、コレオグラファーと出演者の間には高い壁があるのですが、遊び箱ではその中間に”ピックアップダンサー”という枠を設けることによって、出演ダンサーに目標と夢を与えていました。
頑張れば、先生たちと一緒のステージで踊れる。このステージで得た快感を次に生かそう。またこのスーテジに出たいと思わせてくれるのです。

このような他のダンス発表会にはないコラボレーションで、盛大に入学式を飾りました。

遊び箱 Vol.3 オープニングアクト
遊び箱 Vol.3 オープニングアクト
遊び箱 Vol.3 オープニングアクト


1限目:yuccaナンバー

遊び箱 Vol.3 yucca

鬼才コレオグラファー・avecooの元で育ったyuccaが作るナンバー。

赤い衣装と女性だけで魅せるナンバーは”THE・ガールズパワー”を感じさせます。女らしさを出したセクシ―とキュートの使い分けが巧みで、わかりやすいながらもナンバー自体に深みもあって、まさにスタートダッシュにふさわしいナンバー。
体のラインの作り方や、観客が楽しめることを意識した細かい部分の追及などは師匠譲りでしょうか。のっけから会場を盛り上げていました。
遊び箱 Vol.3 yucca
遊び箱 Vol.3 yucca


2限目:Mimiho$たまナンバー

遊び箱 Vol.3 Mimiho$たま
数々のミュージカルに出演してきたMimihoと、前回の遊び箱で反響の高かったたまが作る合同ナンバー。

冒頭からトップサスの照明がダンサーを照らし、ソロで見せるジャズダンスで一気に視線と心をキャッチされます。一発で自分たちの作品の世界観に観客を引き込む作り方は圧巻の一言でした。
全体の世界観作りもですが、手にアクセントをつけたような目がいく振付もダンサーというよりは、舞台で生きてきた人間が作る振付という感じで、ダンスにドラマを感じたのは筆者だけでしょうか。
作品力もダンサーも非常にレベルの高いナンバーでした。
遊び箱 Vol.3 Mimiho$たま
遊び箱 Vol.3 Mimiho$たま


3限目:Cenナンバー

遊び箱 Vol.3 Cen
国内外で数々の受賞、世界各国へのダンスツアー出演経験を豊富に持つCenが作るナンバー。

今回、Cenは通常のナンバーと、Professional Crewのナンバーのふたつを出展。通常のナンバーは、冒頭から暗めの演出が続き、この後どうなるんだろうという緊張感を常に出していました。こういう観るものの興味や緊張感を作るというのは、さすが世界で活躍してきたCenならではの作品力と言ったところでしょう。
ダンサーの踊りも楽曲が持っている孤独と愛がよく表現されていて、これぞJAZZダンスのいいところと思わせる高水準なナンバーでした。
遊び箱 Vol.3 Cen
遊び箱 Vol.3 Cen


4限目:絵里ナンバー

遊び箱 Vol.3 絵里
ここ最近、活躍がめざましいダンサーである絵里が作るナンバー。

スピッツの『楓』を1曲づかいした男女のストーリーをJAZZダンスで表現。かなりの名曲ですが、楽曲にダンスが負けていないのが印象的で、ステージ全体を使った構成も目を見張るものがありました。
段差を使って立体的に見せる。リフトなどのジャズの大技。巨大ベールを使った演出。最初から最後まで飽きさせない展開は、絵里の作品へのこだわりが垣間見えます。
出演者も作品の世界観に入り込んでいて、気持ち良さそうに踊っていたのが印象的。
楽曲がフェードアウトするのに合わせて、ダンスもフェードアウト風に終わる見せ方も斬新で面白いナンバーでした。
遊び箱 Vol.3 絵里
遊び箱 Vol.3 絵里


5限目:39 from mozzaナンバー

遊び箱 Vol.3 39
“DANCE EXPO”のアジア大会で好成績を収めた39が作るナンバー。

平井大の『祈り花』を一曲づかいしたJAZZナンバー。潮風に包まれ斜めのシンメトリーでソロダンスに繋がる流れで、ステージ全体を使ってダンスをみせていきます。
楽曲が持つ強いメッセージ性を表現しながら、どこか爽やかさも一緒に共存していたのが印象的。
少数精鋭で作り上げてるとは思えないほど、ステージにボリュームを感じさせるナンバーでした。
遊び箱 Vol.3 39
遊び箱 Vol.3 39


6限目:GENKIナンバー

遊び箱 Vol.3 GENKI
クラブシーンで経験を積み、今後の活躍が期待されるLOCKダンサーのGENKIが作るナンバー。

今回唯一のLOCKナンバーということで、LOCK特有の華やかでパーティー感のあるダンスを見せつけてくれました。
冒頭はLOCKダンスの基本技から始まり、曲が変わると同時に激しくなるムーブ。ルーティンやソロも多彩で、構成のバリエーションも豊富。
最後のやりきった感のある1ムーブにダンサーたちの気合を感じたナンバーでした。

遊び箱 Vol.3 GENKI
遊び箱 Vol.3 GENKI


7限目:いのまいこナンバー

遊び箱 Vol.3 いのまいこ
独創性のある世界観と感性で定評を得ているいのまいこが作るナンバー。

定評通り独自の世界観あるナンバーでしたが、注目したいのはダンサーたちのエネルギーです。踊りだけでなく、表情さえも世界観に取り憑かれたようなダンスは、思わず体を前のめりにしてしまうくらい引き込まれます。
表現だけでなくアクロバットな動きもあり、全体的に目を奪われるナンバーです。終盤のダンサーたちの爆発力に凄まじいエネルギーを感じました。

遊び箱 Vol.3 いのまいこ
遊び箱 Vol.3 いのまいこ


8限目:YURI+RIKO+MIZUHOナンバー

遊び箱 Vol.3 YUR+RIKO+MIZUHO
OH GIRL!のNaNaが信頼をよせるYURI+RIKO+MIZUHOが作るナンバー。

“女の生き様”がテーマだっただけに、ダンス、衣装、楽曲、世界観、すべてに女性らしさが詰め込まれていました。
衣装をなびかせた女性っぽい振付から、衣装を脱いで激しい振付を大勢でみせるという流れになるのですが、ダンサーそれぞれに違う女性の強さが見えたのが印象的でした。
人によって挑発的だったり、セクシーだったり、キュートだったり。表情、体の使い方、ポージング、ダンスで自分の中の女性を出していたことが、このナンバーの醍醐味だったのではないでしょうか。
遊び箱 Vol.3 YUR+RIKO+MIZUHO
遊び箱 Vol.3 YUR+RIKO+MIZUHO


9限目:GAMIナンバー

遊び箱 Vol.3 GAMI
Nissy、w-inds.、Da-iCEなど有名アーティストのバックダンサーや振付師として活躍するGAMIが作るナンバー。

まずもって声援がすごいです。さすがノリに乗ってる世代の人気ダンサーのナンバーだと思わせますが、すごいのは人気だけではありません。ナンバーの世界観とダンサーのパフォーマンスも素晴らしいのです。
マイケル・ジャクソンの『Blood On The Dance Floor』で、血まみれのゾンビのような格好で踊るダンサーたち。『Thriller』を彷彿とさせる世界観を、別の曲でやるというセンスも非常に面白いです。
さらに、見た目は怖いけど、ダンスはおしゃれといった対比やアンバランス感が、どんどん観客の興味を引きよせます。
ラストは、楽曲のタイトル通り、ダンスフロアに血しぶきが舞う演出を見せたGAMIナンバー。1部のトリにふさわしい圧巻のショーパフォーマンスで大歓声を浴びていました。
遊び箱 Vol.3 GAMI
遊び箱 Vol.3 GAMI

 

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