ダンスで魅せた! 遊び箱VOL.2 完全版イベントレポート!

遊び箱VOL2 ダンスイベント

早くも2回目が開催!シンプルにダンスを魅せる! 遊び箱 Vol.2

ダンスを始めとするエンターテインメントを送り出す株式会社 遊が、今年3月に新しくオープンさせたダンスイベント「遊び箱」。9月23日、24日に早くも2回目が荒川サンパールにて開催されました! 1回目から半年という短いスパンでの開催に、このイベントへの意欲と期待が感じられます。「真っ向勝負でダンスの良さを追求した」という今回は、シンプルな舞台セットで演者の動きや表情がしっかり見られ、派手な演出は使わず、良い意味で「ごまかしのきかない」イベントに。コレオグラファーの作品への情熱をひしひしと感じるイベントでした。


バラエティに富んだダンスで魅せる1st SHOWCASE

OPENING SHOWCASE
遊び箱VOL.2

カウントダウン映像が流れ「3!2!1!」と観客が一緒にカウントダウンをして盛り上がっていく会場。イベントのスタートを飾ったのは、本イベントでナンバーを出すコレオグラファー達のSHOWCASE! 目の前で繰り広げられるプロダンサーのSHOWCASEに会場から歓声が鳴り止まりません! JAZZ、HIPHOPなどジャンル別にソロからユニゾンと踊っていき、最後には全員での圧巻なユニゾン。他では絶対に見ることにできないジャンルを超えたSHOWCASEに、観客は大盛り上がり!


1.たまNUMBER
遊び箱VOL.2 たま

5組の男女の恋愛を描いていたこのナンバー。「赤紙」が届けられる場面からスタートし、4つのパートを邦楽や洋楽をうまく組み合わせた内容。メンバーは同じテイストの衣装を着ているのですが、メンバーのアクティングが異なるものになっていて、それぞれに物語を感じられました。
今回、初めて遊び箱にナンバーを出したそうですが、ここまでの作品を作れるとは! 今後、注目していきたいダンサーです!


2.KAi MiWA NUMBER
遊び箱VOL.2 KAi MiWA
男女2人でのナンバー。アニメーションやコンテンポラリーを軸としたフリースタイルで、独特な世界観、コミカルな音と不思議な動きに見入ってしまいました。大きなステージの広さを感じさせないくらいの2人のエネルギーを感じるナンバー!


3.絵里NUMBER
遊び箱VOL.2 絵里
邦楽一曲使いのナンバー。黒の衣装を身にまとったメンバーの中に白の衣装が1人。赤の手袋を使い、魅せるところにこだわった印象です。ダンスと曲、歌詞がシンクロしていて、しっかりと作品を作り込んでいました。


4.LA-SON SUZUKI NUMBER
遊び箱VOL.2 LA-SON SUZUKI
前回はブルーノ・マーズになりきり、愉快なナンバーでしたが、今回はダンスを魅せるナンバーなっていました。白と黒のグループがうまく絡み合い、構成がとても面白い! 白と黒の立ち位置がバランス良く配置されていて、相当計算されていると感じました。


5.美豚NUMBER
遊び箱VOL.2 美豚
やってくれました! さすが美豚ナンバーと言わんばかりの笑いとレベルが高いダンスが組み合わされた作品。「つっぱり」がテーマで、今では懐かしい!? ヤンキーを表現。嶋大輔の『男の勲章』を使ったりして、加減知らずの選曲も美豚ナンバーも魅せどころ! 独特な世界観と、特にユニゾンが揃っていて、全体としての魅せ方がレベル高いです。観客と一緒に筆者も盛り上がるくらい興奮しました!


6.REMON NUMBER
遊び箱VOL.2 REMON
シンクロ率の高さが印象的だったこのナンバー。腕の高さ、腰を落とす高さ、タイミングなどの難しい音取りの振り付けでも、ものすごく揃っていて、目が離せません!神秘的な曲からアップテンポな曲の流れで、自然と元気が出るような作品でした。


7.UKAI NUMER
遊び箱VOL.2 UKAI
1st SHOWCASEで唯一のHIPHOPナンバー。ビートの効いたHIPHOPやR&Bでがっつり魅せてくれました! 17人の大人数での構成や展開の速さで、動きが多くとても躍動感がすごい! あれだけの人数で揃えてくると、すごく迫力があり、1st SHOWCASEのラストにふさわしいナンバー!


ゲストもあり!レベルの高いエンタメ要素が詰まった2nd SHOWCASE

1.YOUCAN NUMBER
遊び箱VOL.2
2nd SHOWCASEのオープニングナンバーはイベントをオーガナイズしているYOUCAN。「もし『魔女の宅急便』のキキが17歳の女子高生だったら」のCM映像だっだり、LINEの吹き出しを使ったりと時代性を捉えているのは、さすがです。パジャマのような衣装で、夢の中にいるような感覚を覚えました。 BUMP OF CHICKENの『記念撮影』の一曲で青春を使い、「それぞれ個性があっていんだよ」とそっと勇気付けてくれるような内容に心があたたかくなりました。振り付けはキャッチーなものとベーシックなJAZZの動きのバランスが面白い!


2.MOMOCA NUMBER
遊び箱VOL.2 MOMOCA
本イベントでは少数だったHOUSEナンバー。ビートの効いた4つ打ちで会場をクラブのような雰囲気にしてくれました。途中でJAZZが入ってくるのがこのナンバーの面白さ! 他ではあまりない組み合わせに新しい表現を魅せてくれました!


3.SHOJIN NUMBER
遊び箱VOL.2 SHOJIN
燕尾服にハットの気品溢れる衣装でバチッとキメてくれたのが、SHOJINナンバー。ステッキを使ってレトロな雰囲気も演出。序盤からユニゾンで攻めてくるあたり、実力があるからこそでしょう。レベルがとにかく高く、このナンバーの公演を見にきている錯覚に陥ってしまうくらいです。メンバーがダンスだけでなく、音を楽しんでいるのが伝わってきて、見ている方も自然と笑顔になります。


4.GUEST
さあ、ここでお待ちかねのゲストの登場です!9月23日はパーマ大佐、9月24日はパイレーツオブマチョビアンと、どちらも個性あふれるラインナップ!

23日の公演はパーマ大佐が登場!
メディアで話題を呼んだ「森のくまさん」のほか、モノマネやJ-POPあるあるを歌にしたネタで会場を爆笑の渦に巻き込んでいました。実はパーマ大佐はボイスパーカッションが得意なのですが、ライブの中盤でボイパをキメると会場からは大歓声が! さすが、ダンスイベントといったところでしょうか。パーマ大佐は確実にダンス好きのお客さんからも認められるパフォーマンスで会場を盛り上げました。

24日はパイレーツオブマチョビアンが登場! 邦楽をオリジナルのダンスと演出で魅せてくれます。しっとりしたストリングのイントロが流れると、会場の大歓声ともに登場。曲は平井堅の『even if…』。彼のネタを見てしまったら、曲を聴いたときに思い出して笑ってしまうので、個人的にこの曲でやって欲しくなかった(笑)。しかしさすがのクオリティは認めざる得ません。 おきまりの徐々に服を脱いでいくスタイルで、会場には悲鳴と歓声が湧き出します。

SHOWの後のMCでは、質問コーナーがあり「どのくらいパンツを持っているのですか?」の質問には「タンスの引き出し2個は埋まってる」という回答に会場からは歓声が。
パイレーツオブマチョビアンは、ダンスのレベルの高さと彼のユーモアセンスがあるからこそできる唯一無二のSHOWで、鉄板の盛り上がりを見せてくれました!

遊び箱VOL.2 まちょびあん


5.HIDE NUMBER
遊び箱VOL.2 HIDE
ここからは2nd SHOWCASEの後半戦。本イベントで数少ないHIPHOPナンバーです。
小中高生と思われるメンバー構成ながらもソロからスタートさせるという、自信があるからこそのSHOWで完全に会場をロック。緩い抜き感が秀逸で、大人顔負けのドープ感でものすごくクール。


6.松GORI NUMBER
遊び箱VOL.2 松GORI
鬼束ちひろの『悪戯道化師(いたずらピエロ)』を一曲使いし、世界観を存分に魅せた松GORIナンバー。椅子を使って、動きの立体感を出したり、いつもながら考え尽くされた構成。感情をむき出しにするのではなく、淡々と進んでいくストーリーがより感情に訴えかけられました。椅子の上に立っているメンバーを他のメンバーが落とし、自らも椅子から落ちるラストにはゾッとしましたね。


7.Megumi Lino NUMBER
遊び箱VOL.2 Megumi Lino
鳥の鳴き声が聞こえ、まるで森の中にいるような音からスタート。アフリカンを彷彿とさせる原住民のような動きとHOUSEの融合が心地良い。サークルを作り踊るところは、まさにお祭りのようでした。内から溢れ出る強いエネルギーを感じるナンバーです。


8.suzuyaka NUMBER
遊び箱VOL.2 suzuyaka
圧倒的な実力を見せつけたsuzuyakaナンバー。ブラックとゴールドの衣装でクールにキメていました。動きの軌道や余韻、構成、振り付け、すべてが綺麗で、うっとり見とれてしまいました。メンバー1人1人が同じ気持ちでいるからなのか、熱量がすごく、観客にまで伝わっていて、会場はこのナンバーに釘付けでした。

イベントの大トリを飾るにふさわしいナンバーでした!!


ホールのシンプルな舞台セットで椅子に座りながら、じっくりと作品を見ることができる「遊び箱」と、音楽がある空間を楽しむことができるクラブイベントの「遊(YOU)」。この2つの差別化がしっかりできていて、同じコレオグラファーでも違った魅せ方があり、遊の仕掛けるエンターテイメントは面白いです。

「真っ向勝負でダンスの良さを追求した」本公演は、ダンサー自身の魅力やスキル。コレオグラファーの作品力が堪能できるストーレトな舞台でした。やはりダンスはいいですね! 次回は2018年3月10日11日に浅草公会堂で開催されるので、次はどんなエンターテイメントショーを見せてくれるか今から楽しみです!

 

 

取材・文:安泉航


遊び箱 VOL.2

《セットリスト》
第一部
1.たまナンバー
2.KAiMiWAナンバー
3.絵里ナンバー
4.LA-SON SUZUKIナンバー
5.美豚ナンバー
6.REMONナンバー
7.UKAIナンバー

第二部
1.YOUCANナンバー
2.MOMOCAナンバー
3.SHOJINナンバー
4.パーマ大佐(23日)・パイレーツオブマチョビアン(24日)
5.HIDEナンバー
6.松GORIナンバー
7.Megumi Linoナンバー
8.suzuyakaナンバー

主催:株式会社 遊